その声のあなたへ 舞台挨拶レポ
2022.09.30
その声のあなたへの舞台挨拶に行ってきたので、覚書です。
舞台挨拶→上映の順だったこともあり、映画にだいぶ情緒を持っていかれているため、割と断片記憶&フィーリングです。
公式でレポが出てますし、これから出てくるでしょうから、ここでは個人的なまとめ書きだと思ってください。
以下、レポ
武田さん役の葵さんが司会で舞台挨拶開始。
道子さん、かないさん、勝さん、きーやん、逢田さん、監督の順で登壇。
真ん中2人(勝さん、きーやん)が身長高くてふふふふってなってた。
きーやん衣装:全身黒。黒のワイシャツ(ユニコーン🦄が胸にデカく描かれていて、裾はスプレーで書かれたような文字)、ハーパン(?)、レギンス(外側になにか装飾がついてた)、ブーツ(センターファスナーのいつものやつ)
公式レポ写真見たらリング?のネックレスもつけてた
まずは一言コメントから
きーやんはここで「声優歴27年ですが、最初からずっと賢プロです。ここじゃなかったら声優谷山紀章は存在しなかったでしょう。」って言ってて軽率に泣きかけた、耐えた、えらい。
きーやん「1984年に賢プロダクションを作って、そこからの歩みとか、そういう部分を皆さんに見てもらえるというのは、子分としてとても嬉しい。あ、僕は内海さんのことを親分とかボス、とかよんでるんですけどね。」
勝さん「賢プロ歴は短いですが、内海さんという濃い人と濃い時間を過ごすことが出来ました。本当に出会えて本当によかった。内海さんという人をみんなに知ってもらいたい。声優業界の人、声優に興味がある人だけでなく、声優に興味が無い人にも、是非見てもらいたいです。」
内海さんを題材にした映画を制作する、と聴いた時にどう思ったか
道子さん「今までこういう1人をフィーチャーした作品はきっとなかっただろうから、内海賢二という人でそのような作品を作るなんて、とびっくりした。きっと本人もびっくりしてるんじゃないかな。」
かないさん「最初聴いた時は、ドキュメンタリーみたいな形になると思っていなかったから、内海さん役は誰がやるんだろう???って道子さんと話してた。」
勝さん「びっくりしましたし、僕もかないさんと一緒で、内海さん役とか道子さん役の方がいて、という形だと思っていたから、誰がその役をやるのかな?ときになっていました。」
(ここだったかな?振られた時に、質問なんでしたっけ?ってきーやん言ってたな笑)
きーやん「でしょうね!と。内海賢二という人間を取り上げた作品はいつか作られると思っていた。故人を偲ぶというか、偉人の業績を伝える、というか。広く知ってもらうべき人だとずっと思っていた。」
逢田さん「内海さんを取り上げた作品が作られること自体は納得で(ここできーやんが嬉しそうにそうでしょ!そうなんだよーみたいなリアクション)、ただ、素晴らしい先輩方と一緒に自分も出演するということが、ただただびっくりでした。」
監督さん「この作品の話はプロデューサーの方からオファーいただいて。それが2019年なので4年ほど前でした。もちろん内海さんのことは存じ上げていたけど、お会いしたことはなかったのでどのように作品作りをしようか、と。それを考えるにあたって(壇上のキャスト達に)カメラなしでお話を伺ったり、コロナ前だったので三茶で飲んだりしたりしましたね。」
試写会で見た後の内海さんへの印象
道子「私にそれ聴きますか?笑 内海さんとは付き合った期間が9年(ここできーやん勝さんあたりがキャッキャしてた)、それから37年一緒にいました。なので、だいたい50年くらいの仲でしたね。それでも知らないことばかりで、映画を見てこんなことがあったのか、とか様々な面が知れてよかったです。本当にあの人は自分のことを語らなくて、戸籍を取り寄せるまでたくさん兄弟がいたことも知らなかったんですよ!!」
道子さん「皆さんのお話から現場でムードメーカーで優しくて、みたいなエピソードがあって。私も共演したことはあるんだけど、あの人緊張しちゃうみたいで笑わたしがいるとテンション上がるのか、はしゃいじゃうの🤭」
かないさん「それは道子さんが大好きだからテンション上がってたんですよー!」
なんて微笑ましいエピソード。映画でもあるけど、本当に最後までお互いを想いあっていたんだな、と。あ、やばい、泣きそう。
道子「タイトルも最初は知らなかったんだけど、その声のあなたにってとてもいいタイトルだな、と。」
道子さんのコメント終わりで
監督さん「タイトルはその声のあなたへ、です...(ちょっと申し訳なさそうに)」
きーやん「言っちゃったよ!今はいいじゃないの!」
みたいな野次入れてたの、いつも通りで笑った
かないさん「本当に内海さんは現場のムードメーカーで、声が大きいから来たらすぐわかっちゃうの!笑 内海さんのいる現場は雰囲気がやわらかくなってた。私も紀章と同じで(ここで呼び捨てなの戦友、同志感あってとてもよかった)賢プロ一筋で、劇団をやっていた時に道子さんに見出してもらって声の仕事を始めたんです。最初に2人のナレーションの仕事を内海さんと長い間やって、その後舞台でも内海さんと一緒で、そうすると打ち上げとかでホテルで飲んだりするんですけど、その度に道子には内緒な、って言うんですよ笑ダンサーさんとかもいたから!あ、言っちゃった。ま、もう上にいるからさ、ごめんね!そんな感じでいつも道子さんのことを気にかけていました。道子にあれ食べさせたいなーとか。」
エピソードがどれも愛に溢れてて、思い出して泣いてる。
勝さん「僕は最初違う事務所にいて、賢プロに来た形なんですが、最初に内海さんと一緒になる現場のときに、事前に内海さんに誰かが「勝杏里っていう新人がいるんで、よろしくお願いします!」って言ってたみたいで、ご挨拶したら(険しい顔しながら)「おまえ、男か???」って言われたんですよ笑」
きーやん「杏里って女性の名前っぽいもんね!笑」
たしかにって笑った
勝さん「そう!でもその後は本当によくしていただいて。賢プロで最も若手だったから、現場が終わると「杏里、メシ行くぞ」ってうどんご馳走してもらったりして。」
(ここからきーやんの独断場笑)
(最初の方忘れてしまった...🥲🥲)
奈々ちゃんの西武ドームが本当だった話をきーやんかないさんでわいわいしてた
きーやん「最近は話を盛る、とかあるじゃないですか。でもこのエピソードは一切盛ってないらしいんですよね」
かないさん「そう!聴こえて奈々ちゃんがあっ!って反応してたの!(かないさんはその場にいたっぽい?)」
きーやん「僕が20歳の頃、内海さんは53?歳でイケイケだった頃で、賢プロで宣材写真を撮りなおそうってなって。頭髪はちょっとまぁ、でしたけど、本当に絶世機というかイケイケで、半裸に金のぶっといネックレスして、ベンツ乗って、みたいな。1番ベンツ乗っちゃダメな人間じゃないですか笑当日めっちゃ言われてたみたいですけど笑そんで、藤原啓治さんも若頭みたいな感じでいて。今は故人になってしまったけど、あのときはイケイケですよ。あの人はにじゅう...いや、31歳か!藤原さんも半裸にジャケットであの見た目でしょ?賢プロって悪役(?なんかそんな感じのニュアンス)集団なのかな?って当日20歳の谷山青年は思ったわけですよ」
かないさん「いや、あなたが1番あれだったよ笑」
きーやん「いや、あれに合わせなきゃ、と思ったからね?黒のシャツで」
かないさん「バラが書かれたやつ着てたよね!」
きーやん「いや、あの、うん。あれは完全に黒歴史ですね。オールバックにしてー」
勝さん「髭生やしてね」
きーやん「そう、上下に髭生やしてジャケットを着たわけですよ。今でも調べると奥の方の倉庫(?)に残ってるんですよ、その写真。調べないで欲しいですけど、そんなときもあって。本当内海賢二という人間は僕にとってボスで、後にも先にもボスだと思う人間は他に居ない、そんな人なんですよね。」
きーやん「ごめんなさいね、長々喋っちゃって。えーっと、この映画を見て、逢田梨香子からの内海さんの印象はどうだった?」
罪悪感(?)からか突然回し始めるきーやん
かわいすぎかよーー
きーやん「葵ちゃんも、ごめんねー」
気遣いの鬼ーーーすきーーー
逢田さん「何言おうか全て忘れちゃいました!!笑」
きーやん「そうだよねーごめんねー」
逢田さん「深いエピソードとかは残念ながらないんですけど、先輩方のいろいろなお話を聴いて、内海さんに親近感みたいなものを感じることができました。」
監督さんの話になる時に、観るって言うかねぇ?作ってたもんねー?みたいな合いの手を入れるきーやん
監督さん「この作品を通して、内海さんの人となりを更に知ることが出来て、本当によかったです。作っていくうちに、お会いしたことは残念ながらないんですが、この感謝を伝えたいと思いまして、最後のワンシーンは僕から内海さんへの感謝の気持ち、プレゼントという感じで作りました。」
これを聞いて最後のシーンを見たので、嗚咽出るくらい泣いた。
トークセッションはここで終了。
フォトセッションへーー
きーやんは終始👍🏻ってしてて、途中手を振ってくださいーという要望があっても頑なに👍🏻ってしてたの笑った
最後スチール撮影のときは勝さんと楽しそうに手を振ったり上(内海さん)へ指をさしてたのが、ボスへの報告をしてる感じがしてグッときた